NPOさらんネットでは年間10回の定例会議を開催しています。
事業の進行状況や新しい事業の提案・協議などを行い、後半の1時間は、各界から講師をお招きしての講演会です。
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ー定例会議事 (第148回) 令和5年9月23日(土)
例会講演会
上①「廃棄衣料の再利用」
京都RePPY㈱ 小池代表様
中②「戸無瀬の滝復元活動」
下③「失われゆく嵯峨嵐山の景観」
②③ともNPOさらんネット運営委員金久氏
時:2023年9月23日(祝/土)15:00~17:00
場所:富士ビル7F会議室 出席者:理事+運営委員+オブザーバー+ゲスト 合計8名
【議 事】
① 新年度の事業企画について企画委員会より最新の状況報告があった。
a) 今年度の機関誌「さ・らん」の発刊は、去る9/15の発送作業を終え,予定通りの日程で完了した旨報告があった。創立20周年の記念号として、受領者から祝辞も届いている。
b) ぶらり探訪の件(11月23日(祝) 「千代の古道」)募集を開始したところStaff以外から5名の申し込みがあった。会員優先の事が認識されてきている。Staffは早めに参加可否を連絡する様要請があった。
c) 2023年度、歴彩館 連続講座の件、
イ)2023.10.21.講師:豊田知八 様(保津川遊船企業組合代表理事) 演題:「嵯峨の奥座敷 清滝の今昔」
当日の役割分担が企画委員から提示され承認された。
ロ) 2024.3.2.講師:松山大耕 様(退蔵院副住職) 演題: 「現代世界における 京都精神文化の貢献」
動員に向け活動を開始する。
以上の企画の案内用のチラシを、機関誌に同封して発送するなど告知を開始した。
② 当NPO設立20周年の記念イベントの開催に関する件、
今年度の全てのイベント(機関誌の発刊・歴彩館の講演会・ぶらり探訪)を20周年記念事業として取り扱う事は既に開始した。
又、恒例の理事/役員の望年会を会員(約50名)や講師として実績のある方や元理事の諸氏にも声掛するなど規模を拡大し創立20周年記念事業として、開催する理事長案が承認された。
日程は12月16日とし、この趣旨に沿って企画を進める事になった。当企画の推進チームを組成し大島仁理事に運営を委嘱する事を決定した。場所は市内のホテルとし費用は8000円程度とする事も承認された。
【講 演】
講 演①
講 師:京都RePPY株式会社 代表取締役 小池 豊 様
演 題:「廃棄衣料の再利用」
「廃棄衣料から持続可能な環境造り」をキャッチフレーズに家庭から排出される廃棄衣料をポリエステル培地として再利用に取り組んでいる話であった。一般的にホームセンターなどで販売されている野菜/草花用の土壌に比べて価格的にはかなり割高ではあるが、その特性(連作が可能な土壌/軽量で有る事/腐食しない事/手が汚れない事・・・など)に注目を集めてきた。特に軽量と言う特性は屋上緑化に貢献している。
講 演②③
講 師:NPOさらんネット運営委員 金久 孝喜 様
演 題
① 戸名瀬の滝復元活動のその後
17年間の活動が漸く評価され、滝の周辺の雑木の伐採が実現し、滝の全貌を見る事が出来る様になった。
② 失われゆく嵯峨嵐山の景観(続編)
生産緑地が失われ過っての景観が年々失われて行く実態を映像での解説で有った。 近年中国人の土地所有者が増加の傾向にある。
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定例会議事録 (第147回) 令和5年8月20日(日)
↑講師の村山 祥栄 様
場所:富士ビル7F会議室 出席者:理事+運営委員+オブザーバー+ゲスト 合計12名
【議 事】
① 新年度の事業企画について企画委員会より最新の状況報告があった。
a) 機関誌「さ・らん」の発刊, 予定通り作業は進んでおり、完成は9月15日。
b) ぶらり探訪の企画
日程の11月23日(祝) 「千代の古道」をテーマに実行する。
8/29の下見は10:30大覚寺集合で実行する。
c) 2023年度、歴彩館 連続講座の件、企画している下記2講座に関する件。
イ)2023.10.21.講師:豊田知八 様(保津川遊船企業組合代表理事)
演題は「嵯峨の奥座敷 清滝今昔」と言う事で決定した。
ロ) 2024.3.2.講師:松山大耕 様(退蔵院副住職)
「現代世界における 京都精神文化の貢献」と言う演題で確定した。
② 当NPO設立20周年の記念イベントの開催に関する件、
以下、理事長の2案:
今年度の全てのイベント(機関誌の発刊・歴彩館の講演会・ぶらり探訪)を20周年記念事業として取り扱う。
又、例年恒例の理事/役員の望年会を会員(約50名)にも声掛けして拡大して開催する。次回(第148回)の定例運営委員会にて各位から具体案を提示願い協議する事になった。
欠席する委員は事前に書面で理事長に提出する。
【講 演】
講 師:元京都市議会議員 村山 祥栄 様
演 題:「アフターコロナに寄せて、オーバーツーリズムを考察する」
=世界の観光地の観光公害の実態も参考に京都市の施策について考察=
京都市の観光業はコロナの規制緩和に伴い順調に快復基調にあり、オーバーツーリズムの問題が現実味を帯びてきた。コロナ前に大きな社会問題となった、想像を超える大勢の中国人訪日観光客の問題はこれから本番と言ったところだが、避けては通れない課題である。最大の課題はバスを主に交通の混雑を解消する事であるが、諸外国の実例なども参考に、地元住人の生活環境を守る方策を策定すべきである。
更に、京都市が抱える当面の諸課題についてご所見の提示が有った。
特に大きな課題は人口減少の問題、このまま推移して行くと、製造業の現場の労働
力不足に留まる事なく、市民の生活環境にも多大な影響が現れるであろう。
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定例会議事録 (第146回) 令和5年7月22日(土)
場所:富士ビル7F会議室 出席者:理事+運営委員+オブザーバー+ゲスト 合計15名
【議 事】
① 新年度の事業企画について企画委員会で作成された事業企画に関して最新の状況報告があった。
a) 機関誌「さ・らん」の発刊,
全8頁に亘って計画通り進んでおり、校正又は最終段階にあるとの説明があった。
b) ぶらり探訪の企画
原案の善峰寺/光明寺の探索コースは下見の結果、登り坂が続くので、企画を見直す事になった。
日程の11月23日(祝)は変更しないで、集合場所を大覚寺とした、「千代の古道」をテーマに下見などを経て結論を出す事になった。
c) 2023年度、歴彩館 連続講座の件、企画している下記2講座を予定通り開催する。
尚、今年度から歴彩館の管理運営は外部委託となり、利用者もそれなりの対応をしなければならない。
イ)2023.10.21.講師:豊田知八 様(保津川遊船企業組合代表理事)
3月末に保津川下りで起こった不幸な事故処理が進む中で、責任者の豊田知八氏の去就が心配されたが事故処理も終り運行も再開されたので、講演会は予定通り開催出来る見通しが確定した。
ロ) 2024.3.2.講師:松山大耕 様(退蔵院副住職)
b)とc)の企画に関しては開催案内用のチラシを製作し、当初の予定通りa)の機関誌を
発送する際同封する。
② 当NPO設立20周年の記念イベントの開催に関して、
2004年7月に認可された当NPOは今年設立20年を迎える事に鑑み、記念のイベントを企画したい旨、理事長より提案が有ったが、都合により次回(147回)にて討議の上結論を出す事になった。
③ その他
先日、理事長他数名で、北嵯峨高校の新校長(池辺純次様)を訪ね色々意見交換を行った。冊子「嵯峨野誕生もの語り」については来年も今年並みの購入計画がある事が確認できた。
H30.3弊NPOが監修出版した「京都嵯峨野誕生物語」に関しては出版社で在庫に
なっている約1000冊の販売の件は、拡販チームを結成し対応する事になった。
④ 特別ゲストのプレゼン
一般社団法人 京都文化芸術スポーツ振興会の貝阿弥理事長と伊藤専務理事から活動の目的や現状について説明があった。今後、テーマや状況に応じて当NPOとの関係作りを検討したい。
【講 演】
講 師:京都市右京区 人見 早智子 右京区長様
演 題:「右京区役所と地域との協働」
課題(人口減少、子育、就職・・・)毎の現状分析と対応策(方向性)にいての所見を
開陳された。
右京区役所の業務内容(区民サービスの充実、そのための工夫など)についても持
論を展開された。
地域住民との協働と言う観点から右京ファンクラブを活用する事も有意義である。
次回定例会議(第147回)の開催は2023年8月20日(日)15:00 富士ビル7F会議室
講 師:元京都市議会議員 村山 祥栄 様
演 題:「アフターコロナに寄せて、オーバーツーリズムを考察する
=世界の観光地の観光公害の実態も参考に京都市の施策について考察=」
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定例会議事録 (第145回) 令和5年6月11日(日)
仁和寺門前まちづくり協議会 事務局長 馬場 康夫 様
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場所:富士ビル7F会議室 出席者:理事+運営委員+オブザーバー+ゲスト 合計12名
【議事】
① 新年度の事業企画について企画委員会で作成された事業企画案より詳細な説明と報告があり、全会一致で承認された。
a) 機関誌「さ・らん」の発刊,
全8頁に亘って企画の説明が有り、原稿も取得済或いは提出日を確認、9月中旬の発刊を目指す。
b) ぶらり探訪の企画
善峰寺/光明寺(向日町界隈)の探索を企画、11月23日(祝)を目標に、今後下見(6/27又は6/29)などを経て結論を出す。
c) 2023年度、歴彩館 連続講座の件、企画している下記2講座を予定通り開催する。
イ)2023.10.21.講師:豊田知八 様(保津川遊船企業組合代表理事)
3月末に保津川下りで起こった不幸な事故処理が進む中で、責任者の豊田知八氏の去就が心配されたが事故処理も終盤で、講演会は予定通り開催出来る見通しが確定した。
ロ) 2024.3.2.講師:松山大耕 様(退蔵院副住職)
b)とc)の企画に関しては開催案内用のチラシを製作し、a)の機関誌を発送する際同
封する。
② 当NPO設立20周年の記念イベントの開催に関して、
2004年7月に認可された当NPOは今年設立20年を迎える事に鑑み、記念のイベントを企画したい旨、理事長より提案が有り、次回討議の上結論を出す事になった。
③ 冊子「嵯峨野誕生もの語り」拡販依頼
制作(印刷)時に誤字などが判明し、取除かれた完成品が約1000部の販売に関連して、土産物店など従来の販売ルートではないユニークな発想も必要との発言があり、次回以降も協議を継続する事になった。
【講 演】
講 師:仁和寺門前まちづくり協議会 事務局長 馬場 康夫 様
演 題:「仁和寺門前空地を巡る攻防戦=御室の小さな町内会奮戦記=」
新聞紙上でも大きな扱いになった本件の、当事者である馬場康夫様にお越し頂
き、ご苦労話を伺った。
対象の空き地の利用が、諸事情で目まぐるしく変更される中、町内会(地域住民)のまとめ役としての話や行政との交渉など多くの苦難を乗り越えてのお話であった。
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定例会議事録(第144回) 令和5年5月5日(祝)
場所:富士ビル7F会議室 出席者:理事+運営委員+オブザーバー+ゲスト 合計10名
【議事】
① 新年度の事業企画について
企画委員会で作成された事業企画案に沿って協議し原案通り承認された。
a) 機関誌「さ・らん」の発刊,
b) ぶらり探訪の企画
c) 2023年度、歴彩館 連続講座の件、下記2講座を企画。
イ)2023.10.21.講師:豊田知八 様(保津川遊船企業組合代表理事)
ロ) 2024.3.2.講師:松山大耕 様(退蔵院副住職)
② 組織の運営について、
理事長に集中している業務の打開策として、昨年各業務を担当する委員会を結成したが、一部を除いて実効が上がっていないのが現状である。この事に鑑み、理事長より新たな組織案が提示され、問題点を整理し次回検討する事になった。
③ 資金移動(支払いなど)の件、
現在、事務局長を兼務する理事長の権限内で資金移動を行っているが、今後は財務委員会の了承を得るものと改める。但し5万円を上限に従来通りとする。
④ 冊子「嵯峨野誕生もの語り」拡販依頼
H30.3弊NPOが監修出版した「京都嵯峨野誕生物語」に関して製作(印刷)担当であった河合委員から新たな要請が有った。制作(印刷)時に誤字などが判明し、取除かれた完成品が約1000部、未だに印刷会社に眠っており、業者から処分方法について何度も要請が来ている。各位のご協力を得て協力したい。
嵐山保勝会から同地域の課題として、荒廃している清滝一帯の活性化について提案を求められている件であるが、下水処理の問題の解決など難題が多く、また同保勝会の意向も明確でない点もあり暫く見守りたい、との意向が理事長より示され了承された。尚、最近の嵐山保勝会では「亀山公園」の再整備に取り組んでいる。この方面でも何かお手伝いが出来ないか検討の要あり。
⑥ 角倉隧道の歴史遺産登録の件
世界農業遺産登録や京都市への簡易的な遺産登録ともに「さらんネット」の単独の事業展開は求められない事が判明した。この辺りで、本件は一端棚上げし、撤退ではなく、弊NPOへの何らかの要請が有るまで静観したいとの理事長案が承認された。
【講演】
講 師:朝日新聞大阪本社 経済部記者 箱谷 真司 様
演 題:「After CORONAの観光について=取材を通じて感じた事=」
過去の勤務地である全国各地の取材を基に、コロナ前のインバウンド最盛期との比較や、インバウンドやコロが及ぼした影響は何だったのか?などを整理し分かり易く解説した講演であった。
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定例会議事録(第143回) 令和5年2月26日
第143回 令和5年2月26日
場所:退蔵院大広間
出席者:理事+運営委員 合計16名
【議事】
冒頭、本日は取材を兼ねて朝日新聞大阪本社の経済部記者 箱谷真司様が特別参加されている旨紹介があった。
① 2023年度、歴彩館 連続講座の件
実行員会で種々検討の結果、2023年度は下記の通り2回の開催が確定し、歴彩館との協議も終えた旨報告が有った。4月初めに新年度年会費などのお願い書と共に概要を同封する。
イ)「京の奥座敷 清滝の今昔」 講師:豊田知八様/R5.10.21(土)
ロ)「京都の観光に関する提言」 講師:松山大耕(退蔵院副住職)/R6.3.2(土)
② 2023年度機関誌「さ・らん」の発刊
企画担当より概要の説明が有り、例年通り9月末発刊の予定。
③ 角倉隧道の歴史遺産登録の件
プロジェクトチームは発足したがリーダーの体調快復を待って本格的に活動を開始する。
④ 嵐山保勝会との関係強化に関して。
清滝地域の活性化Projectに関連して、現地視察を企画する事になった。
講演:
中村 隆一 様(京都市立芸術大学名誉教授/街の色研究会京都代表)
演題:「都市景観と色彩」
世界の主要都市の建築物などの外壁の色彩を比較して、その国の国民性や色彩の傾向などを解説する内容であった。
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定例会議事録(第142回) 令和4年12月5日
時:2022年12月5日(月)16:00~17:00
場所:割烹 嵐山なか川
出席者:理事+運営委員 合計11名
【議事】
① ぶらり探訪の報告
第21回ぶらり探訪は、快晴の日和に恵まれ、予定通り11/26開催され、参加者は28名
(含staff8名)であった。一部の参加者の声として以下の事が理事長より報告された。
発言の内容は、年会費を収めていない一般の人と、年会費を納付して会員登録を済
ませた人が参加費無料で同等の扱いとなっている現状に違和感があると言う指摘が
あった。この件に関して運営委員会で協議を行った結果、新年度(2023年4月)の年会
費をお願いする際 次の一文を記載する、
「会員はNPOさらんネットが主催する企画に無料で参加する事が出来る」
嵐山保勝会との関係強化策の一環として、荒廃している清滝一帯の活性化について弊NPOから提案をする事になった。空き家対策事業として2017年に企画した「京都留楽」を基に具体策を詰める。
先ずは、現状を見聞する事が必要であり現地見学を企画する事になった。
また、この地域の事(歴史など)に精通している方に解説をお願いする事も検討したい。その後の方策として、清滝版の「京都留楽」を企画立案したい。
③
角倉隧道の歴史遺産登録の件
本件は前回の定例会での決定を受け、プロジェクトチームを発足、大島仁 理事がチームリーダーに就任した。京都市の関係部署とコンタクトした結果が報告された。本件は京都市の文化財保護課が担当窓口になり、前向きに対応して頂ける感触を得た由。
同課の対応は地域の課題として取り上げる意向なので、当NPOが地域の意向として取りまとめる必要がある。地域住民・水利組合・農家などの賛同を得て当NPOがまとめ役を務める形が望ましい。今後の展開は、大島理事(チームリーダー)を中心にチームを編成して課題の対応を委ねる事になった。
④ 2023年度、歴彩館 連続講座の件
2件の講演希望の意向が判明した。
① 講師/松井三郎理事 日本の農業の現状について所見を開示したい。
② 大島仁 理事の提案/安永雄彦 西本願寺執行長を講師にお願いして講演を企画したい。
企画委員会が実現に向け構想を纏める事になった。
2023年度の京都府の連続講座開催要項は来春1月ごろに判明する予定。
以上
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定例会議録(第141回) 令和4年10月8日
↑ 川崎雅史 教授
(文中 順不同、敬称略)
時:2022年10月8日(土)15:00~17:00
【議事】
① 機関誌Vol.17 の件、
9月8日、予定通り発送を済ませた旨報告が有った。好評で追加発送要請も有った。
② 今年度のぶらり探訪の状況報告。
日程は令和4年11月26日(土)、テーマは「晩秋の奥嵯峨・愛宕道を歩く」。
現在までの参加申し込みの状況、25名+Staff 9名 Total 34名。
今回は、史跡などの説明を充実したものにするため、一般参加者の上限を30名までとする。
また、当NPOの会員登録を済ませて頂いている会員の皆さんを優先する。
③ 歴彩館 連続講座 2023年の予定
企画委員会に構想を依頼した。京都府の連続講座が継続して開催されない場合でも
(来春1月ごろに判明)弊NPOの文化講演会として継続して開催する事を確認した。
④ 角倉隧道の文化遺産登録の件
弊NPOでは、地元の人も知らない角倉隧道を一般の方にも知ってもらう為、文化遺産
登録などの方策に取り組んできた。その結果、世界かんがい施設遺産登録という制度
があることなどが判明した。
然しながらこの制度は当NPOが主体にはならないので、この件の取り組み方を再検
討する事になった。それに関連して、プロジェクトチームを発足する事になり、大島仁 理事
にリーダーを委ねる事になった。
当面の活動としては、京都市や京都府の関係部署とのコンタクトを重ね、文化遺産登録の可能性や、隧道を説明する掲示板の設置などの実現を目指す。
⑤ 資金ショートの件
当面の資金繰りが窮乏を極めているので、理事長が打開策を要請した事で、関係者
が協議して運営委員に緊急出費を要請する事が提案された。
当会の趣旨が限られた財力の範囲内で運営する事が趣旨で有る事を再認識して、現
状維持にて運営し、当面の窮乏を乗り切る事となった。運営委員全員が状況を共有で
きた事が有意義である。
【講演】
講 師:川崎雅史 教授(京大工学研究科社会基盤工学専攻、都市基盤設計学講座、景
観設計学分野)
演 題:「嵐山の景観について」
川崎教授は、都市景観や環境デザイン論の専門家。
ご講演の趣旨は下記。
京都の景観・都市計画・借景・自然の育み・山や川などに囲まれた京都「辺(ホト
リ)」。
防災と景観・嵐山の可動堰。
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定例会議事録(第140回) 令和4年8月
時:2022年8月13日(土)15:00~17:00
場所:富士ビル7F 会議室、出席者:理事+運営委員+講師 合計12名
【議事】
① 機関誌Vol.17 の進捗状況、
順調に校正作業も終わり、例年に比べ約1ケ月早く完成の見込みである。
9月8日に封入作業を行い同日に発送する事になった。
② 今年度のぶらり探訪の状況報告。
日程:令和4年11月26日(土)、「晩秋の奥嵯峨・愛宕道を歩く」、は案内用のチラシも出来上がり、関係者には配布済である事が報告された。既に20名の方から参加申し込みが届いており、今回は関心が高い。途中の史跡などの説明を考慮し、今回は上限30名までを厳守したい。
③ 歴彩館 連続講座、の報告
7/23日/講師:玉田攻先生、「南海トラフ地震と我が国の原発立地問題」。
参加人数は51名であった。コロナ感染拡大の影響を受け直前にキャンセルも相次いだ。
当日のサマリーシートと来場者のアンケートはすでに歴彩館に提出済であるが、当NPOの理事や運営委員にも配布する事になった。
④ 理事長からの提案
A)当NPOは現在第19期であり、過去約20年間の活動の模様をData化して保存したい旨提案があり次回以降の課題とした。
B)角倉隧道の文化遺産登録の件
地元の人も知らない角倉隧道を一般の方にも知ってもらう為、文化遺産登録など
方策に取り組んできた。その結果、世界かんがい施設遺産登録という制度があるこ
となどが判明した。同時に活動の内容が細部化され、専門的/技術的な分野にま
で入り込み過ぎた。また当NPOが主体にはならないので、この件の
取り組み方を、この辺りで再検討したいと言う理事長の提案が了承された。
当面の活動としては、京都市や京都府の関係部署とコンタクトを重ね、文化遺産登録では無く、隧道を説明する、看板またはパネルの掲示を通じて、その故事来歴を伝える事を実現させたい。
尚、2020.7.に組成した「角倉隧道を顕彰する会」は組織として存続させて、業務内容
を再検討する事になった。
【講演】
講 師:講 師:増永 滋生 様(ひとともりデザイン研究所 代表)
演 題:嵯峨嵐山の稲穂たなびく景観保全と地域農業の活性化
嵯峨嵐山の農家とタイアップ、乳酸菌入りの有機肥料を開発、同時に放置竹林対策にも
繋がる竹林の活用などにも取り組み、漸く新しい稲作に光明が見えたと言う話題。既に
嵐山の一流料亭でもこのコメの試食を終え、一定の評価も得たと言うことであった。
次回定例会議(第141回)の開催 2022.10.8.(土) 富士ビル7F会議室
講演/講師:京大桂キャンパス 景観基礎設計研究室 山口 敬太准教様 または代理の方
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定例会議事録(第139回) 令和4年7月
(文中 順不同、敬称略)
時:2022年7月2日(土)15:00~17:00
場所:富士ビル7F 会議室、出席者:理事+運営委員+講師 合計10名
【議事】
① 機関誌Vol.17 の進捗状況、予定通り進んでいる旨、報告が有った。
② 今年度のぶらり探訪の内容が固まった。
日程:令和4年11月26日(土)、「晩秋の奥嵯峨・愛宕道を歩く」、7月中に下見をして、次回の定例会議で
最終案を提示したいとの報告が有った。
③ 次回の歴彩館 文化講演会の参加申し込みは、現在47名、Staff11名を加えて58名なので、あと10名を目途に動員を図る。
④ 理事長からの提案
A)当NPOは現在第19期であり、過去約20年間の活動の模様をData化して保存したい旨提案があった。
イ)機関誌 ロ)出版事業(観光ガイドブック5冊) ハ)文化講演会/フォーラム ニ)ぶらり探訪(19回)
担当(責任者)は自発的な申し出に期待して、次回の定例会で内容の検討を行う事になった。
B)角倉隧道の文化遺産登録の件
地元の人も知らない人が居る角倉隧道を一般の方に知ってもらう為、当NPOの活動のテーマとして取り組んできたが、この辺りで今後の取り組みの方向性を再検討し、活動の方向性を見直したい。
この活動を通じて、世界かんがい施設遺産登録という制度があることなど、知らなかったことが色々と明らかになって来た。然しながら同時に活動の内容が細部/専門的/技術的に入り込み過ぎているのではないか?当NPOにとってこの件の取り組み方を再検討したいと思う。京都市にお願いして文化遺産登録では無く、簡易的に隧道を説明する、看板またはパネルの掲示を通じて、この隧道の故事来歴を伝える事が当NPOらしい活動と考えるが如何だろうか?
今回は関係者が欠席で有ったので、次回以降の定例会議で細部を詰める事になった。
【講演】
講 師:妖怪堂 葛城トオル 様
演 題:「嵯峨野・帷子ノ辻を含む平安京の葬送システム」
=祇園祭、源氏物語、酒呑童子、土蜘蛛、地獄絵などが含まれる平安京の葬送システムのダイジェスト版=
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定例会議事録(第138回) 令和4年6月
(文中 順不同、敬称略)
時:2022年6月11日(土)15:00~17:00
場所:富士ビル7F 会議室、出席者:理事+運営委員+ゲスト 合計12名
【議事】
① 大前理事長のラジオ番組出演の件、今後一年間同放送局のネット配信で視聴出来
るとの報告があった。さらんネットのHPでも検索できるようにセットされている旨説明があっ
た。
② 監査の交代などに伴うNPOの法人としての手続き及び届出では全て終了した旨報
告と説明が有った。
③ After Coronaに関してFree Talking を行った。メイン通りの一方通行や車両の乗り
入れ禁止などが混雑回避の有力手段。実現には多くの困難もある。
高校生に観光ガイド役を務めて頂くプランは来春の新学期以降に余裕をもって取り組む。
④ 趣意書の印刷の件
新しい趣意書(修正版)は印刷を済ませて、運営委員他関係者に発送済である事、報
告があった。
⑤ 機関誌Vol.17 の件、予定通り進んでいる旨、報告が有った。
⑥ 今年度のぶらり探訪の内容が固まった。
日程:令和4年11月26日(土)、「晩秋の奥嵯峨・愛宕道を歩く」
⑦ 次回の文化講演会
令和4年7月23日 土曜日/歴彩館小ホール(受講席は約70)
現在までの参加申し込みは47名。更に20名程度の動員をお願いした。
⑧ 弊NPOの事業運営に関する件、
大前理事長に業務が集中している異常事態回避のため、分散化を図る目標を設定
したが、改善されていないのが実態。次回以降協議を続ける。
【講演】
講 師:京都大阪森林管理事務所所長 中塚仁司 様
演 題:=嵐山の国有林の現状と問題点=
パワ-ポイントを使って分かり易い講演であった。要旨は下記の通り。
記録に残っている明治時代以降の嵐山国有林の歴史/嵐山国有林の概要/嵐山
国有林の変遷/ニホンジカやイノシシなどの獣害対策に追われる現状/嵐山国有林の森
林整備と治山事業。
市民参加の植樹作業/台風や大雨に対応する防災の問題。
以上
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定例会議事録(第137回) 令和4年4月
時:2022年4月23日(土)15:00~17:00
場所:富士ビル7F 会議室、出席者:理事+運営委員+ゲスト 合計15名
【議事】
① 女性運営委員就任について
長年の課題であった、女性の運営委員就任について、理事長より提案があり、満場一致で承認され、同日ご就任頂いた。
② 趣意書の印刷の件
監事交代(林佳弘氏⇒藤田裕之氏)趣意書の修正版を印刷する旨、報告があった。
③ 機関誌Vol.17 の件
未確定であった表紙に関して、写真は双ヶ岡から仁和寺を望む風景
巻頭言は清凉寺住職に投稿をお願いする事が決定して、全ての予定が整った旨報告があった。
④ 弊NPO発刊の冊子「嵯峨野誕生物語」に関連する話題
昨年に引き続き、北嵯峨高校から副読本として200冊の注文が入り、先般納品を済ませた旨報告があった。
⑤ 次回の文化講演会
令和4年7月23日 土曜日/歴彩館小ホール(受講席は約70)
講 師:京大名誉教授 理学博士 玉田攻 様
演 題:「南海トラフ地震と我が国の原発立地問題」
現在までの参加申し込みは17名。案内用のチラシは余裕があるので積極的に活用願い
たい。
【講演】
講 師:宗田好史様 (元府立大教授)
演 題:「コロナ前後の嵯峨嵐山 =観光の新しい形とは= 」
講師紹介:宗田 好史(むねた よしふみ、1956年4月18日)は、都市建築学者、京都府立大学元教授。静岡県浜松市生まれ。法政大学工学部建築学科、1985年同大学院修士課程修了。イタリアのピサ大学・ローマ大学大学院にて都市・地域計画学を専攻、1997年「イタリアの歴史的都市部の再生を可能にした都市政策の研究」で工学博士(京都大学)。国際連合地域開発センターを経て、1993年京都府立大学助教授、2007年准教授、2012年教授。2016年4月-2020年3月副学長・和食文化研究センター長。国際記念物遺跡会議(ICOMOS)国内委員会理事、京都府農業会議専門委員、京都市景観まちづくりセンター理事、(特)京都府地球温暖化防止活動推進センター理事、(特)京町家再生研究会理事など。
歴史都市京都の観光に関して歴史的な動向や様々な角度から分析解析され示唆に富んだ話題で有った。
講演のポイント
①現在の観光業の最大の問題点はStaffの人材不足
②観光地の目玉は過去に比し著名な
建造物や寺院ではなく美術館など過去に観光客の出入りが少なかったところに分散化している。
③客層も変化が見られ、若者や女性のシエアーが増えている。
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定例会議事録(第136回) 令和4年3月
時:2022年3月5日(土)15:00~17:00
場所:富士ビル7F 会議室、出席者:理事+運営委員+ゲスト 合計14名
【議事】
① 新年度(令和4年度)事業予定の概略
本件の概略について、担当の河合委員から開示があり承認された。
A) 機関誌Vol.17 巻頭写真と巻頭言を除いて全ページの概略が固まった。
B) 文化講演会/歴彩館府民連続講座との共催の件は下記内容にて準備が進んでいる旨報告があった。
日程/場所:令和4年7月23日 土曜日/歴彩館小ホールを使用(受講席は約70)
講 師:京大名誉教授 理学博士 玉田攻 様
講演の内容:「南海トラフ地震と我が国の原発立地問題」を中心に、京都の断層 (花折断層/樫原断層など)に関連して、京都近辺の地震、断層など身近な防災に触れる。
C) ぶらり探訪シリーズ(第20回)は清凉寺や化野念仏寺などをメインに企画を纏める事になった。時期的には11月下旬を念頭に置く。
② After CORONAの提言/提案
2020.8.に取りまとめた弊NPO法人独自の本件に関連して、実現に向けた具体策について協議すべきTimingでは無いかと理事長から発言があった。
具体策としては、北嵯峨高校の生徒諸君に嵯峨嵐山地域を訪ねる観光客への観光ガイド役を委託する案。
同地域内に限定した地域通貨の研究。観光客の観光ルートを整備して観光客が集中しないシステムの考案。
③ その他
A) 角倉隧道の世界かんがい施設遺産登録の件や生産緑地を守る件などについて意見交換を行った。
B) 5月末を以て(6月1日付)予定通り監査の交代が行われる。
長年(創立以来)務めて頂いた林佳弘氏から藤田裕之氏に引き継がれる事になるが、この機会に理事懇談会(運営委員含む)を開催したい旨理事長から提案があり了承された。
【講演】
講 師:洛西土地改良区/山本修三専務理事
演 題:洛西土地改良区の業務について
現在京都市内には12ケ所の土地改良区が設置され主として水利を主な業務として
業生産に貢献している。そのキーワードは「限りある土地と水の有効利用」
又、間も無く完成する嵐山渡月橋付近の左岸に設置工事が進んでいる可動式止水壁についても解説があった。
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定例会議事録(第135回) 令和3年12月
↑演者の星野様
時:2021年12月19日(日)15:00~17:00
場所:富士ビル7F 会議室、出席者:理事+運営委員+ゲスト 合計11名
【議事】
① 角倉隧道の歴史遺産登録の件、世界かんがい施設遺産の登録申請に関連するその後の動きに関し報告を予定していたが、担当の松井理事及び金久委員が欠席となったので次回に持ち越しとなった。
② 機関誌Vol.16が約50部在庫になっている。追加も含め配布先を検討する。
③ 藤田委員から、この度ご自身の出版された近著「レジリエンス京都!」に関して解説と拡販の依頼が有った。
④ After Coronaに関する件、
2020.8月に取りまとめたNPOさらんネットの「After CORONAへの提言・提案」の実現にむけた取り組みは来年のテーマとした。
観光地の集中混雑を避ける諸政策等に関しては京都市全体の諸方針とのすり合わせも必要である。
⑤ 第2022年度もNPO法人さらんネット主催の歴彩館連続講座は引き続き開催の予定である。
【講演】
講 師:株式会社 梅鉢園 代表取締役 梅野 星歩(Umeno Seiho)様
演 題:「京都庭師とSDGs。社会課題への取り組み」
講師略歴:1972長岡京市生、庭師を目指し南九大学園芸学部造園学科、株式会社
梅鉢園を創立、京都や近畿、東海エリアを中心に庭造りを行う、1級造園技術士、2級
造園施工管理技士、京都景観フォーラムエリアマネージャー、京都市文化財マネージャー、京都
府建築士会会員、竹文化振興協会会員などを務める。著書「京都庭師のフィロソフィ」
(アリカ出版)
*頻発する自然災害にから歴史上の有名な庭園などの伝統文化をどの様に守る事
が出来るか、
国連の持続可能な開発目標SDGsと絡めて為すべきことはないか、などに取り組
んで未来を先取りしている庭師の心意気をお聞きした。
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定例会議事録(第134回) 11月
時:2021年11月21日(日)15:00~17:00
場所:富士ビル7F 会議室、出席者:理事+運営委員+ゲスト 合計8名
【議事】
① NPO法人さらんネット第18回文化講演会 /歴彩館連続講座 開催の件
「吉田光由と塵劫記」(講師:中井保行様)は予定通り2021年10月23日、京都府立京都学・歴彩館にて開催、約60名の参加であった。
今回も会員以外の参加者には資料代として300円を頂戴した。
② 今年度のぶらり探訪シリーズ開催に関して。
予定通り11月6日「山城国の国府、乙訓、向日市を歩く」を開催、参加者は約30名であった。
③ 角倉隧道の歴史遺産登録に関して (その後の動き)
松井理事と金久運営委員にお願いし、洛西土地改良区とのコンタクトを通じて、世界かんがい施設遺産の登録申請にむけ活動を続けて貰っている事の報告が有った。
④ 機関誌Vol.16は予定通り9月中旬に完成し(1500部)会員及び関係者への発送と京都府・京都市はじめ関係各所への配架などを終えたが、約200部程度の手持ち在庫があるので、有効に活用してほしい旨事務局から報告があった。
⑤ その他
未だ全面的には安心できる状況ではないもののある程度コロナ騒動も収束した事に鑑み、弊NPOで取りまとめたAfter CORONAへの提言/提案に関連して実現可能なものを実行に移してはとの意向が理事長より示された。
【講演】
講 師:安全索道(株)執行役員 臼井健一様/東京製綱(株)関西支店長 西牧壮昇 様
演 題:ロープウエイ(夢の架け橋)の話
ロープウエイに関する全国の施工例など一般的な内容に加え、愛宕山に施行する場合の問題点などにも触れて頂き大変有意義な内容であった。
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定例会議事録(第133回) 10月 (文中順不同、敬称略)
時:2021年10月3日(日)15:00~17:00
場所:富士ビル7F 会議室、出席者:理事+運営委員+ゲスト 合計10名
【議事】
① NPO法人さらんネット第18回文化講演会 /歴彩館連続講座 開催の件
2021年10月23日、京都府立京都学・歴彩館にて開催予定の「吉田光由と塵劫記」
講師:中井保行様、
現在参加申し込みが37+Staff9Total46と低調である。60名を目標に動員を目指す事になった。
当日の役割分担についても、再確認した。今回も会員以外の参加者には資料代として300円を頂戴する。
② 機関誌Vol.16は予定通り9月中旬に完成し(1500部)会員及び関係者への発送と京都府・京都市はじめ関係各所への配架をお願いした旨報告があった。
③ 今年度のぶらり探訪シリーズに関して、
予定通り11月6日「山城国の国府、乙訓、向日市を歩く」を開催の予定、先般有志によって下見も済ませた。
現在までに参加申し込みは26名+Staff8名合計34であり当初の予定を達成している。
④ 角倉隧道の歴史遺産登録に関して、
洛西土地改良区が管轄管理する同隧道の件でその後の動きについて意見交換を行った。
同改良区では世界かんがい施設遺産の登録申請に関して前向きである。
さらんネットの役割は飽く迄側面からの補助業務であるが、登録された場合の経費負担や登録によってどの様な業務が発生するのか、情報を提供する事とした。
【講演】
講 師:NHK文化センター 講師 林 裕司 様
演 題:=愛宕山鉄道の故事来歴=
昭和4年~19年までの短命であるが戦前存在した愛宕山鉄道と言う会社の歴史を話題に講演をおねがいした。
この会社は現在の嵐電嵐山駅から清滝までの平坦線と清滝から愛宕山7合目付近までのケーブルカーを運行する2種類の鉄道運行会社であった。当時愛宕山の終点駅付近にはホテルや遊園地が有り結構にぎわったと言う記録がある。
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なお、第132回は緊急事態下の為、休会。
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定例会議事録(第131回) 7月 (文中 順不同、敬称略)
場所:富士ビル7F 会議室、出席者:理事+運営委員+オブザーバー+ゲスト 合計8名
【議事】
① NPO法人さらんネット第18回文化講演会 /歴彩館連続講座 開催の報告があった。2021年7月4日、コロナ対策を取った為一部の参加希望者には入場をお断りをした。参加者は68名。
講師:京都大学名誉教授、松井三郎理事、
テーマ:地産地消の有機農業で地球温暖化対策.。
又、今回初めて有料(資料代として徴収)としたが50人x300円=15,000円の収入があった。
② 特別企画「保津川のプラごみ、嵐山のごみ」の現状についての報告があった。
「かめおか保津川エコna川下り」に参加し、漂着ごみの現状を視察、下船後さらに嵐山
におけるごみ問題を考える、シンポジウムを開催。川下り視察は予定通り6月10に開催し
たが、シンポジウムはコロナで応で7月14日に変更し開催となった。
川下りには18名が参加、シンポジウムには50名の参加があった。尚、シンポジウムはコロナ対応で入場者を制限した。
当日の模様は京都新聞にも大きく報道され、嵐山の各種団体と弊NPOとの友好関係作り
に大いに役立つと思われる。
③ 機関誌Vol.16の進捗状況について報告が有った。全て予定通り順調に進んでいるこ
とが報告された。8月中旬に校正終了⇒9月中旬印刷/発送
④ ぶらり探訪/2021年11月6日/「山城国の国府、乙訓・向日市を歩く」
ルート・各ポイントは「続・京都 嵯峨・京北・乙訓 歩きま専科」の⑧「物集女街道を探訪
する」のP57及びP60からP63を参照出来ると言う解説があった。
⑤ 趣意書の修正
この度増刷するのを機に裏面、観光活性化(まちづくり)の為の具体策欄の加筆・修正を加えることになり
理事長原案が承認された。観光地のゴミ対策の具体案や地域農産物のブランド化に関する提言をまとめた。
【講演】
講 師:長岡京市 市長 中小路健吾 様
演 題:=これからの長岡京市=市長と語る・対話のわ=
冒頭長岡京市の歴史や現状について概要の説明があった。
続いて当面の3つの戦略目標につて説明が有った。
① 定住促進(人口減少対策)
②交流の拡大
③新陳代謝(新庁舎の建設)
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定例会議事録(第130回) (文中 順不同、敬称略)
時:令和3年6月13日(日)15:00~17:00
場所:富士ビル7F 会議室、出席者:理事+運営委員+オブザーバー+ゲスト 合計19名
【議事】
① 機関誌Vol.16の進捗状況について報告が有った。
巻頭メッセージは桂川孝裕亀岡市長にお願いする事になった。
② 特別イベント「観光地、保津川・嵐山のゴミの現状」に関して報告があった。
去る6月10日予定通り、川下りに乗船して川岸のゴミの現状を見学した。
又、シンポジュームはコロナ感染拡大防止の緊急事態宣言が延期された事に伴い、日程を7月14日に延期開催するとの報告があった。参加申し込みは既に定員を満たしていることも併せて報告があった。
③ 歴彩館連続講座、7/4日講師:松井三郎理事、
本日現在Staffを入れて60名の参加申し込みである。コロナ禍、歴彩館の入場者の基準を満たしており、これ以上の動員は不要と言う事になった。
又、当日の役割分担を確認した。今回初めて資料代を300円徴収する(会員以外が対象)。
④ 組織運営に当たって、各委員会毎に活動が開始され、理事長の業務の分散化が始まった。
⑤ 趣意書の増刷に当たって各委員に修正箇所の提案をお願いする事になった。
⑥ 令和3年ぶらり探訪の企画が確定した。
11月6日(土)「乙訓・向日市を歩く」 先着30名とする。
阪急洛西口13:30⇒物集女城跡など訪問⇒16:30ごろ解散(阪急西向日) ゆっくり歩いて
3時間。
⑦ その他の議題
HPの運営に当たって、担当の河合運営委員から所見の提示が有り、次回協議する事
になった。
【講演】
講師:京大名誉教授 理学博士 玉田攻 様
演題:「南海トラフ地震と原発」
第1部/南海トラフ地震と東南海トラフ地震のミカニズムについて。
第2部/南海トラフ地震と日本の原発について
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定例会議事録(第129回)
時:令和3年5月9日(日)15:00~17:00
場所:富士ビル7F 会議室、
コロナ感染拡大防止のため緊急事態宣言が発出されたので第129回は中止となった。
又、129回は空き番とした。
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定例会議事録(第128回)(文中 順不同、敬称略)
時 :令和3年4月11日(日)15:00~17:00
場所:富士ビル7F会議室、出席者:理事+運営委員+オブザーバー+ゲスト合計15名
【議事】
①機関誌Vol.16の進捗状況について予定通り作業が順調に進んでいることが報告され
た。
②弊NPOが出版した「嵯峨野誕生物語」が府立高校の副読本として採用され過日予定通
り200冊が納品された事の報告があった。
③角倉隧道顕彰会の活動について報告があった。
・3/24、顕彰会のメンバー4名が洛西土地改良区を訪問し山本修三専務理事と面
談。嵐山の「一の井堰」を起点とした洛西用水の概要など有意義なお話を伺う事が出
来た事の報告があった。脇谷氏と山本専務理事の長年の関係で実現したのである
が、当顕彰会としても関係を深めたいと思う。
・角倉隧道は嵯峨野一帯の給水としては水量が不十分でしかも築後非常に古く内部の
崩落などで目的を果たせない状況も予測されるので現在は清滝隧道からの給水の方
がメインとなっている。換言すれば角倉隧道が不慮の事故で使えなくなっても支障
が出ない体制が出来上がっている。
・熊本大の渡邊喜教授から世界かんがい施設遺産に登録申請を勧められているのは、
角倉隧道ではなく「一の井堰」である。さらんネットが資料の整理などで側面から手
伝って頂けるならお願いしたい。
④角倉隧道顕彰会に関してオブザーバーの脇谷芳招氏から発言があった。
日頃より農業土木と言う技術領域が一般社会で認識される事が希薄なので機会ある
ごとに発言したいとの趣旨。
⑤鵜野高資 運営委員から発言
同氏がライフワークとして取り組んでいるチーム乙訓では、今年も「乙訓の風土遺
産」が発刊されたと言う紹介があった。
【講演】
演題:「資源循環型炭化炉&就農事業計画」
講師:植田 勲 様(株式会社永和マテックス社長/本社大阪府八尾市)
・鈴井秀継執行役員と居野家博之技術顧問のお二人が同行された。
・同社はプラスチックや発砲スチロールの不燃化に取り組むなどユニークな着想発想
で事業展開され業界のオンリーワン企業を目しそれなりの実績を揚げておられる。
・この度、竹を原料にした炭の製造設備の開発に成功されその概要についてご説明が
あった。放置竹林や自然災害の際大量に排出される木材などの廃棄物をこのシステ
ムで処理する事が可能で、完成品の炭は主として有機肥料の添加物として肥料に混
入して使用し、肥料そのものの機能を向上させることに成功された。
・今後の事業発展が期待される。
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定例会議事録(第127回)(文中 順不同、敬称略)
時:令和3年3月7日(日)15:00~17:00
場所:富士ビル7F会議室、出席者:理事+運営委員+オブザーバー+ゲスト合計13名
【議事】
①ゲスト紹介 脇谷芳招 様
岡山大学農学部農業工学科卒、令和元年サンスイコンサルタント(株)退職
角倉隧道顕彰会のメンバーに参加して頂く予定。
②機関誌(Vol.16)発刊の件
担当の企画委員会を代表して河合委員から構想の説明があった。
巻頭/写真/メッセージを含めて検討中
2頁/角倉隧道を顕彰する会の活動状況/金久 運営委員
3頁/嵐山の景観づくり/牧野順二様(嵐山保勝会会長)
4頁/京都の大渓谷・保津峡ワンダーランド構想/
豊田知八様(保津川遊船企業組合代表理事)
5頁/秦氏と松尾大社/生嶌 宮司
6頁/乙訓文人会「チーム乙訓」の活動について/鵜野 運営委員
7頁/嵯峨野の偉人【吉田光由】/
中井保行 様(京都先端科学大学付属中・高校非常勤講師)
8頁/さらんネットからの報告とお報せ
③新年度(令和3年度)歴彩館の講演会、次の2件が確定した。
1)令和3年7月4日(日)「地産地消の有機農業で地球温暖化対策を」
講師:松井三郎様(NPOさらんネット理事)
2)令和3年10月23日(土)「京都嵯峨が生んだ偉大な和算家・・吉田光由と塵劫記」
講師:中井保行 様(京都先端科学大学付属中・高校非常勤講師)
④松井三郎理事から発言があった。
嵯峨地域農場づくり協議会・北嵯峨農家12戸の集まりについて日本農業新聞で報
道された件で、松井三郎理事から以下の報告があった。
この地域農家が活動している協議会に招かれ有機肥料の指導をしているが、嵯峨米
やブランド野菜として評価される時代が来ることが楽しみである。いずれ「さらんネ
ット」の活動とも関連付けをしたいと思っている。
⑤理事長から報告
1)弊NPOの作品「嵯峨野誕生物語」が教材を販売する会社から引き合いが有り、北
嵯峨高校の1年生の副読本に使われる事が決定した。3月中旬に210冊納品する。
2)さらんネットの運営上の問題に関して
先の会議で確定した方向に従って、委員会毎に活動が始まった。
3)監事交代の件
現在監事職をお願いしている林佳弘税理には当法人設立以来16年の長きに亘りお世